【格安300万円】外国人が日本の「空き家」を買い漁りだした

“价格低到只要300万日元“ 外国人开始疯狂购买日本的 "空房子"。

寺のような「空き家」に魅了
ジャヤ・サーズフィールド(46)が数年前、日本で買いたい家を見つけたとき、友人や家族からは反対された。
手間をかける価値がないと言われたその家は、7年前から放置され、肩の高さまで伸びた雑草の中にあった。
日本には、こうした空き家が全国に何百万戸とある。

被像寺庙一样的 "空房子 "所吸引
几年前,当萨斯菲尔德(46 岁)在日本找到一栋他想买的房子时,他的朋友和家人都反对。
他们说不值得这么麻烦,因为这栋房子已经废弃了七年,长满了齐肩高的杂草。
日本全国有数百万幢这样的废弃房屋。

茨城県でリノベした「空き家」の前に立つサーズフィールドさん(写真:Andrew Faulk/The New York Times)
しかし、オーストラリア出身のソフトウェア開発者であるサーズフィールドは、諦めなかった。
植物の生い茂った庭から見たその家が、特別なものであるとわかっていた。
黒い屋根瓦は、大抵の家よりも高い位置にある、わずかにカーブした軒先に向かって流れるように伸びている。玄関にも切り妻の瓦屋根がある。
面積2700平米のこの家が、農家というよりも仏教の寺院のように見えたのは、1989年に寺院の建築家によって建てられたからだ。
サーズフィールドと日本生まれの妻のチヒロ(49)は、2017年に幼い息子2人を連れてロンドンから日本へ移住した際、広い庭つきの家を買うという夢を持っていた。

萨斯菲尔德站在他在茨城县翻新的 "空房子 "前(图片:Andrew Faulk/《纽约时报》)。



但来自澳大利亚的软件开发人员萨斯菲尔德并没有放弃。
他知道,从他种植的花园中看到的这栋房子是与众不同的。
黑色的屋顶瓦片一直延伸到微微弯曲的屋檐,比大多数房屋都要高。前门也是拱形瓦顶。
这座占地 2,7000平方米的房子看起来更像是一座佛教寺庙,而不是农舍,因为它是由一位寺庙建筑师于 1989 年建造的。
萨斯菲尔德和他在日本出生的妻子千寻(49 岁)在 2017 年带着两个年幼的儿子从伦敦搬到日本时就有一个梦想,那就是买一栋带大花园的房子。

リノベ前の家(Andrew Faulk for The New York Times)
空き地を購入して家を建てる計画だったが、日本では土地が高く、彼らの予算では賄えなかった。
そこで彼らが目をつけたのが、増加している空き家だった。空き家はより安く、土地も広いものが多い。
そして、空き家に注目しているのは、彼らだけではない。
「空き家でなければ、この質と大きさの家は買えなかった」とチヒロは言う。
「多くの日本人は中古住宅を好まないが、外国人は安い家を自分の好みや予算に合わせて再利用したり、リノベーションしたりすることに積極的だ」


重新装修前的房子(Andrew Faulk ,纽约时报)
他们计划买一块空地建房,但日本地价昂贵,他们的预算无法支付。
于是,他们求助于日益增多的空置房屋。空置房价格便宜,地块通常也较大。
他们并不是唯一关注空房的人。
千寻说:"如果不是空置房,我不可能买到这样质量和面积的房子。
许多日本人不喜欢二手房,但外国人更愿意重新利用和翻新廉价房屋,以迎合他们的品味和预算。

リノベで洗練された雰囲気に(写真:Andrew Faulk for The New York Times)
激安。日本の14%が空き家に
日本の人口が減少し、手つかずの物件が増える中、過密な都市に縛られず、やや手のかかる田舎の家を求める買い手が現れている。
国の最新データである2018年の住宅・土地統計調査では、空き家は全国に約850万戸あり、日本の総住宅数の約14%を占める。
今日ではその数はさらに増えているというのが観測筋の見方だ。
野村総合研究所は、現在の空き家の数は1100万戸以上に上り、2033年には空き家率が30%を超えると予測している。
東京都心から45分ほどの茨城県南部にある、水田に囲まれたサーズフィールド夫妻の家は、前の所有者の死後に家族が相続を拒否したため、空き家になっていた。
そこで、地元自治体が引き継ぎ、最低落札価格500万円で競売にかけたが、買い手はつかなかった。
再び競売にかけられたとき、サーズフィールドはいちかばちか挑戦することにした。
建築家の友人と点検したところ、長年放置されていたにもかかわらず大きな問題は見つからず、300万円で落札した。


翻新增加了精致感(图片:Andrew Faulk ,纽约时报)
日本有 14% 的房屋是空置的。所以价格极其便宜。
随着日本人口的减少和未受破坏的房产数量的增加,购房者开始寻找那些与拥挤的城市无关、只需要稍加修缮的乡村住宅。
根据最新的国家数据,即 2018 年住房和土地调查,日本约有 850 万套空置房,约占日本住房总量的 14%。
如今,观察家认为这一数字甚至更高。
野村综合研究所预测,目前空置房数量超过 1100 万套,到 2033 年空置率将超过 30%。
萨斯菲尔德夫妇的房子位于茨城县南部,距离东京市中心 45 分钟车程,周围环绕着稻田。
于是,当地市政府接管了这处房产,并以500万日元的最低出价进行拍卖,但最终无人问津。
当它再次被拍卖时,萨斯菲尔德决定放手一搏。
经过与一位建筑师朋友的检查,尽管房屋已荒废多年,但没有发现大的问题,于是他以 300 万日元的价格赢得了竞标。

原创翻译:龙腾网 https://www.ltaaa.cn 转载请注明出处


日本の住宅は一般的に、年月が経つにつれて価値が下がり(戦後の住宅建設と建築基準法の変遷による)、土地だけが価値を保つ。
所有者は老朽化した家を維持する意欲が乏しく、買い手は家を取り壊して、新しく建て替えようとする。しかし、それには費用がかかる。
その一方で、残っている家を保存しようとする人もいる。サーズフィールドは家を残そうとした理由についてこのように語る。
「取り壊して新しいものに建て替えるなんて、ありえなかった。この家はあまりにも美しかった。だから、代わりにリノベーションをすることにした」

由于战后的房屋建造和建筑法规的变化,日本的房屋一般都会随着时间的推移而贬值,只有土地还能保值。
房主几乎没有动力去维护破旧的房屋,而买家则愿意拆除房屋,重建新房。然而,这样做的成本很高。
另一方面,一些人试图保护剩下的房屋。萨斯菲尔德这样描述他试图保留房屋的原因。
我们不可能拆掉它再建一座新房子。房子太漂亮了,所以我们决定翻新它。

「私は困難な状況に飛び込んで、リスクを取り、新しいことを学ぶのが好きな人間なので、何とかやっていけると確信していた」
2019年にこの農家を購入して以来、夫妻は約15万ドル(約2000万円)をかけてリノベーションをしてきたが、やるべきことはまだ残っている。
サーズフィールドはこのプロジェクトをユーチューブで公開しており、登録者数は20万人を超える。
「空き家バンク」の登場
サーズフィールド夫妻の家は、前の所有者の相続人が放棄したが、相続人を指定せずに亡くなる家主もいる。
また、家を託された親族が、年配の親族に配慮して一族の土地を売却することを拒否し、家を放置してしまうケースもある。
鳥取大学教授で農村地理学と地域経済論が専門の筒井一伸は、放置の理由についてこのように話す。
「地方では、その空き家と土地に住み続けてきた先祖代々の所有者たちの歴史がある。そのため都市に引っ越しても、親族は空き家を簡単には手放そうとはしない」
筒井自身も、築100年以上の元空き家をリノベーションした家で暮らす。

我是一个喜欢主动、跳入困境、冒险和学习新事物的人,所以我有信心自己能处理好。
自 2019 年购买农舍以来,这对夫妇已经花费了约 15 万美元进行翻新,但仍有许多工作要做。
萨斯菲尔德夫妇一直在YouTube上宣传这个项目,订阅者已超过20万人。
"空屋银行"的出现
萨斯菲尔德夫妇的房子是被前房主的继承人遗弃的,但有些房主去世时并没有指定继承人。
还有一些情况是,受托管理房屋的亲属出于对年迈亲属的考虑,拒绝出售家中的土地,导致房屋被遗弃。
鸟取大学专门研究农村地理和地区经济的教授筒井和信解释了这种忽视的原因。
"在农村地区,有祖先居住在空置房屋和土地上的历史。 因此,即使他们搬到城市,他们的亲戚也不会轻易舍弃空房。"
津井本人就住在一栋经过翻新的旧空屋中,这栋空屋已有 100 多年的历史。

長崎県の空き家(写真:Tim Hornyak)
地方自治体や国も、空き家対策に乗り出している。
山形県酒田市職員の長尾和浩は、「空き家の保存状態が悪いと、景観が損なわれるだけでなく、倒壊すれば住民の命や財産を危険にさらす」と指摘する。
日本海沿岸に位置する同市では、大雪によって放置された建築物が被害を受ける可能性がある。
「市では、解体工事費用の一部を助成し、空き家に関する町内会の報告を集め、説明会を開いて所有者に問題を認識してもらうようにしている」
空き家は、郊外や地方の市場だけでなく、精神衛生をも脅かすと見なされるようになっており、相続した不動産をめぐって家族間の争いも起きている。
そこで、空き家活用株式会社の和田貴充社長のような空き家コンサルタントは、もめる親族の相談役として、財産の価値が失われる前に行動を起こすよう促している。
「親が実家に関する意思を明確にしないまま亡くなったり、認知症になって話し合いが難しくなったりするケースは少なくない」


长崎县的空置房屋(图片:Tim Hornyak)
地方和国家政府也开始对空置房屋采取行动。
山形县酒田市官员长尾和广指出,"如果空置房屋没有得到很好的保护,不仅会破坏景观,一旦倒塌还会危及居民的生命和财产安全"。
该市位于日本海沿岸,大雪会对废弃建筑造成破坏。
市政府补贴部分拆除费用,收集居委会关于空置房屋的报告,并召开情况通报会,让房主意识到这一问题。
越来越多的人认为,空置房屋不仅对郊区和农村市场构成威胁,而且还会因继承房产而引发家庭纠纷,进而影响心理健康。
这就是为什么空置房顾问,如空置房利用公司总裁和田贵充,会充当陷入困境的亲属的顾问,敦促他们在财产价值丧失之前采取行动。
"父母去世时没有明确表示对家庭住宅继承人的指定,或者由于痴呆症导致讨论变得困难,这种情况并不少见。"

原创翻译:龙腾网 https://www.ltaaa.cn 转载请注明出处




(写真:Tim Hornyak)

「そうした場合、子供は実家を処分することに罪悪感を抱き、空き家のまま放置することが多い」
各地の自治体も、売買用や賃貸用の空き家をリストにしている。
「空き家バンク」と呼ばれるこれらのサイトは、見映えのしない写真を数枚並べただけの簡素なウェブページであることが多い。
アットホームなどの民間企業と提携する自治体もあり、同社は現在、全国約1700の市町村のうち658市町村の空き家を掲載している。
空き家に押し寄せるアメリカ人
米ピッツバーグ出身で、東京の不動産コンサルタント会社「Akiya & Inaka」の共同設立者であるマシュー・ケッチャムは、「空き家バンクは自治体職員が運営しているが、その大半は不動産の経験がないことが多い」と語る。
「既存のソリューションは、現代の買い手と売り手のニーズに合致していない」

"在这种情况下,子女往往会对处理家庭住宅感到内疚,而将其闲置。"
地方政府也会将空置房屋挂牌出售或出租。
这些网站被称为 "空房银行",通常都是简单的网页,只有几张毫无新意的照片。
一些城市与 At Home 等私营公司合作,该公司目前列出了全国约 1700 个城市中 658 个城市的空置房屋。
美国人对空置房屋趋之若鹜
马修・凯彻姆是美国匹兹堡人,也是东京房地产咨询公司 Akiya & Inaka 的联合创始人。
现有的解决方案无法满足现代买家和卖家的需求。
(写真:Tim Hornyak)

ケッチャムの会社は、好奇心旺盛な買い手とマッチングさせることで、供給過剰の空き家を活用することを目的としている。
この会社が扱う物件の1つが、東京都八王子市の郊外に1983年に建てられた約204平米の家で、小さな庭つきで、畳の応接室には床の間と、珍しい杉を使った網代天井を備えている。
販売価格は3600万円だ。
この家の所有者で、元ジャーナリストのオカダ・タカヒロ(85)は、「日本の仲介業者に相談すると、どこからも取り壊したほうがいいと言われた」と話す。
オカダと妻のレイコ(86)は、この家を賃貸で貸し出していたが、昨年に借家人が退去したことで、売ることにした。
夫婦の子供たちはこの家に関心がなかったため、行き場を失ってしまった。別の所有者であれば、取り壊して土地を売却したかもしれない。
「そんなことをしたら、日本の文化が失われてしまう」と妻のレイコは言う。

凯彻姆的公司旨在利用供过于求的空置房产,为有兴趣的买家牵线搭桥。
该公司经营的房产之一是位于东京八王子郊区的一栋 204 平方米的房子,建于 1983 年,带有一个小花园、一个带凹室的榻榻米接待室和罕见的日本杉木网代天花板。
售价为 3,600 万日元。
房子的主人是前记者冈田孝弘(85岁),他说:"当我咨询日本经纪人时,到处都有人告诉我,这栋房子应该拆除。"
冈田和妻子丽子(86岁)一直将房子出租,但去年租户搬走后,他们决定将房子卖掉。
这对夫妇的子女对房子没有兴趣,房子无处可去。如果换一个房主,可能会把房子拆掉,然后卖掉土地。
"如果我们那样做了",冈田先生的妻子丽子说,"我们就失去了日本文化。"

「国際的な視点や外国人の目を通して見れば、日本のものには固有のユニークさや価値があるはずだ」
ケッチャムとパートナーのパーカー・J・アレンに寄せられる問い合わせ件数は、2020年の創業時に比べ、約5倍に増えているという。
「当初は、日本在住者やオーストラリア人、シンガポール人からの問い合わせがほとんどだった」とケッチャム。
「それが今では、国際的なクライアントの大半が米国に拠点を持っている」
多くのクライアントがパンデミックの影響を受け、考えを変えたとアレンは言う。
「田舎暮らしに対する日本在住者の考え方が間違いなく変わった。日本の田舎にある物件は全般的に割安で、すぐに入居可能な物件もあるということに、人々がようやく気がついた」

"如果你用国际视角,用外国人的眼光来看,日本的东西一定有其内在的独特性和价值。"
自 2020 年公司成立以来,凯彻姆和合伙人帕克・J・艾伦收到的咨询数量增加了五倍。
凯彻姆说:"一开始,大部分咨询来自日本居民、澳大利亚人和新加坡人。
现在,我们的大部分国际客户都在美国。
艾伦说,许多客户因为新冠大流行而改变了主意。
这无疑改变了居住在日本的人们对乡村生活的看法。人们终于意识到,日本农村地区的房产非常便宜,有些人已经准备搬进去了。

「日本が圧倒的にリード」
空き家の魅力にはるか以前に気づいていたのが、米メリーランド州出身の作家で日本研究者のアレックス・カー(70)だ。
カーは、1973年に四国の山中にある古民家を1800ドルで購入し、空き家のオーナーになった。
「笛の家」という意味の「篪庵(ちいおり)」と名付けられたその茅ぶき屋根の民家は、築約300年だ。

日本遥遥领先
美国马里兰州 70 岁的作家和日本问题专家亚历克斯・卡尔很早就认识到了空房子的吸引力。
1973 年,卡尔以 1800 美元的价格买下了四国山区的一栋老房子,成为了空房子的主人。
这座茅草屋顶的房子名叫 "Chiiori",意为 "笛子屋",大约有 300 年的历史。

日本研究でも著名なアレックス・カー氏(写真:Alex Kerr)
家の中は、磨き上げられた木の床板に、大きないろり、煙に包まれた巨大な天井の垂木(たるき)など、陰影のある空間が広がっている。外に出れば、渓谷を流れる熊谷川から霧が立ち上っている。
空き家はコストがかかると、カーは真っ先に認める。
この民家は、何十年という月日と約70万ドル(約9000万円。その「約半分」は助成金で賄っているという)をかけて維持し、現在は宿泊施設として貸し出している。
この家を含め、彼が長年にわたって修復してきた日本の空き家は約40戸にも上る。
その一方で『美しき日本の残像』などの著書があるカーは、自治体や企業の他、持ち家の良さを理解していない所有者などに、保全や地方活性化の重要性を説いている。
「木造建築は多くの文化圏にあるが、大工の技術に関しては、建具や材料の使い方、空間の使い方、演出など、日本は圧倒的に世界をリードしている」

屋内绿树成荫,铺着光亮的木地板,摆放着大型地炉,天花板上有巨大的椽子,烟雾缭绕。 屋外,雾气从流经山谷的熊谷川升起。
卡尔是第一个承认空房子造价昂贵的人。
这座私人住宅耗时数十年,耗资约 70 万美元(约 9000 万日元。 他说,其中 "大约一半 "是由补助金支付的)来维护它,现在他将其作为旅馆出租。
包括这栋房子在内,这些年来他已经在日本修复了大约 40 栋空房子。
与此同时,《美丽日本的遗迹》等书的作者卡尔一直在向地方政府和公司,以及不了解自住房屋优势的业主强调保护和地方振兴的重要性。
木结构建筑在许多文化中都有,但就木工技能而言,日本在配件、材料使用、空间利用和分期方面是迄今为止世界上的佼佼者。

「古民家はそれらすべてを備え、自然環境の中にあり、しかも安価だ。コッツウォルズでは木造住宅は高価なものだが、日本では捨てられている」
しかし、カーによれば、不動産会社が居住可能な古い住宅を買い取り、高級物件のバイヤーに売り込むようになっている。
また、空き家だった住宅をAirbnbで貸し出したり、民家に関するカンファレンスなどに参加したりする国際的な若いバイヤーもいるという。

老房子拥有完善的设施,它们处于自然环境中,而且价格便宜。在科茨沃尔德,木制房屋价格昂贵,但在日本,它们却被遗弃了。"
不过,卡尔认为,房地产公司正在购买可居住的老房子,然后卖给豪宅买家。
还有一些年轻的国际买家,他们在Airbnb上出租空房子,并参加关于私人住宅的会议。