ヤバすぎる「日本の農業」…「危機的状況」を大転換する「たったひとつの方策」

太糟糕的“日本农业”…改变“危机状况”的“唯一方案”


江戸時代の四大飢饉
昨年1月29日公開「トンガ海底火山噴火で地球寒冷化は必至、慌てふためく『脱炭素』勢力」において、「地球温暖化」どころか、「地球寒冷化」に直面する可能性について述べた。
もちろん、「偶然」によって科学的根拠が無い「地球温暖化論者」の主張どおりになることもあり得る。温暖化するのか寒冷化するのかは、例えばコインの裏表のように、2つに1つの確率であるからだ。
しかし、万が一彼らが主張するように地球が温暖化しても、それが人類にとって必ずしもマイナスであるとは言えない。
例えば、エネルギー危機によって欧州での冬の凍死者が心配されている。今冬は幸いにも厳寒とはならなかったようだが、来期はわからない。また、米国では記録的な寒波がやってきており、すでに昨年末には60名程度が死亡したと報じられている。また、日本でも1月24日以降に大寒波が襲来すると予想されている。

江户时代的四大饥荒
在去年1月29日公开的“汤加海底火山喷发,地球寒冷化势在必行,惊慌失措的‘脱碳’势力”中,别说是“全球变暖”,甚至也有可能面临“地球寒冷化”。
当然,也有可能因为“偶然”变成了没有科学根据的“全球变暖论者”的主张。温暖化还是寒冷化,就好像硬币的正反两面,都有一个概率。
但是,万一像他们所主张的那样地球变暖,也不能说这对人类来说一定是负面的。
例如,由于能源危机,欧洲冬天的冻死者令人担忧。今年冬天幸好没有严寒,但是不知道下一期会怎么样。另外,美国出现了创纪录的寒流,据报道去年年末已经有60人死亡。日本也预计1月24日以后会有大寒流袭来。

このような寒波による凍死者も、地球温暖化によって救われる可能性がある。また、少子高齢化が進んで、雪かきの人手が不足している豪雪地帯にも朗報であろう。
さらに、食料生産を考えれば、気温が温暖であることと二酸化炭素が多いことは当然プラスだ。作物の生育にどちらも重要だからだ。南極や北極、さらにはアラスカで農園を始めようなどと考える人はいないであろう。
結局、温暖な地域が増えることは、これから直面する食糧危機に対しても大いなるプラスなのである。

这种寒流造成的冻死者也有可能被全球变暖所拯救。另外,对于少子高龄化导致铲雪人手不足的大雪地带也是好消息吧。
而且,考虑到食品生产,气温温暖和二氧化碳多当然是有利的。因为对作物的生长都很重要。没有人会想在南极、北极甚至阿拉斯加那么冷的地方开种植园吧。
温暖地区的增加,对今后面临的粮食危机也是巨大的有利。

実際、江戸の四大飢饉の原因には虫害、大雨、洪水などがあるが、「冷害」はそのうちかなり大きな部分を占める。
特に、寛永、享保、天明、天保のうち史上最悪とされる天明の飢饉は、浅間山とアイスランドのラキ山の噴火が大きく影響した冷害が主要な原因だとされる。疫病も同時に流行し、餓死を合わせた死者は100万人近かったのでは無いかとも言われる。江戸時代の人口が3000万人ほどとされるから、30人に1人が死亡という驚くべき事態だ。
現在、賞味期限切れのコンビニ弁当を始めとする食料廃棄問題がクローズアップされている。しかし、食料を廃棄できるような「贅沢」がいつまでも続くと考えるのは少々甘いのではないだろうか?

实际上,江户四大饥荒的原因有虫害、大雨、洪水等,但“冷害”占其中相当大的一部分。
特别是宽永、享保、天明、天保年间有史以来最严重的天明饥荒,其主要原因是浅间山和冰岛的拉基山喷发造成的冷害。疫病也同时流行,据说饿死的死者接近100万人。江户时代的人口大约有3000万人左右,每30人中就有1人死亡,这是令人吃惊的事态。
现在,以过期的便利店便当为首的食品废弃问题指出。但是,像这样认为浪费食物的“奢侈”能够永远持续下去的想法是不是有点天真呢?

「大乱」の時代の食料確保
また、戦後の食糧難はたった70~80年ほど前のことである。この時の記憶を、親あるいは祖父母世代から受け継いでいる読者も多いのではないだろうか。例えば、米粒を落としたときに「お百姓さんに申し訳ない」と言われたり、「もったいないから、残さず食べなさい」と注意を受けるなどである。
あるいは、私の子供時代に見たテレビドラマでは「毎日『すいとん』」ばかりを食べておなかをすかしている人々がよく登場していた。

确保“大乱”时代的食物
另外,战后的粮食短缺只不过是70~80年前的事了。很多父母或祖父母一代就继承了当时的记忆。比如,弄掉米粒的时候会被说“对不起农民”,“太可惜了,要吃完”等。
或者,在我小时候看的电视剧中,经常出现只能吃“片儿汤”而饿肚子的人。
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さらに、私の子供時代には、(確か養命酒の新聞広告であったと思うが)「虚弱体質を改善して、太って健康になろう」というような趣旨のコピーを見かけた。健康面だけではなく、痩せていることは「食べることができず『貧乏臭い』」と捉えられていたのだと思える。
逆に小太りであることは「恰幅が良くて頼もしい」、「ふくよか」などと肯定的に受け止められていた。戦後の食料難の時代に太れるほど食べられることは、富と権力の象徴であったのだ。
インドでは、その流れが比較的最近まで続いており、かつてボリウッド映画のスターは小太りであることが求められた。食うや食わずで、痩せている人間など身の回りにたくさんいたからであろう。
ただ、そのインドでも豊かになるにつれて、十数年前からスリムな人間がもてはやされるようになっているようだが……

而且,在我的童年时代,报纸上还看到了“改善虚弱体质,胖起来才是健康”这样的广告。不仅仅是健康方面,当时瘦被认为是“穷得没饭吃”。
相反,微胖被肯定地认为是“身材好可靠”、“丰满”等。在战后食品困难的时代,吃得越胖,是财富和权力的象征。
在印度,其潮流一直持续到相对最近,过去宝莱坞电影的明星被要求微胖。因为身边有很多不吃且很瘦的人吧。
但是,随着印度的富裕,十几年前就开始流行苗条的人了……
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エネルギーと肥料
もちろん、江戸の四大飢饉や戦後の食料難など再来せず、「飽食の時代」が続いた方が有難い。だが、冒頭でも述べたようにそのような状況が続くとは考えられない。
ウクライナ戦争によって、ロシアやウクライナなどからの小麦の調達に支障を来たしていることはよく知られている。戦場となった国で食糧生産が滞るのは当然だが、地政学リスクによって輸出が難しくなることも原因だ。その上に、パンデミックの影響もあって輸送網が混乱している。
カロリーベースでの自給率が38%しかない日本は、食料の輸入依存比率を早く下げないと大変なことになるかもしれない。

能源和肥料
当然,江户的四大饥荒和战后的食品困难不会再来,“饱食时代”持续下去是很难得的。但是,正如开头所述,不能认为那样的状况会持续下去。
众所周知,乌克兰战争给俄罗斯和乌克兰等国的小麦供应带来了障碍。战场的国家粮食生产停滞是理所当然的,但是由于地缘政治风险,出口变得困难也是原因。再加上面包主义的影响,运输网变得混乱。
卡路里自给率只有38%的日本,如果不早点降低食品的进口依存比率的话,可能会变得很辛苦。

さらには、エネルギーの自給率が10%程度しかないことも心配だ。特に石油と石炭の海外依存度はほぼ100%で、LNGでも約98%である。
このエネルギー問題は日本産業全体や国民生活にも関わるが、農作業のトラクターや温室の燃料にも影響する。さらに、農産物を都市などの消費地に運ぶためにもエネルギーが必要だ。それだけではなく、化学肥料の製造においても化石燃料は重要な役割を果たす。
その上、日本経済新聞1月17日「肥料高騰、国産化支援へ 下水汚泥再生で自治体補助拡充」のように、価格の高騰も痛手だが、リンの輸入は約9割を中国に依存しているので、経済安全保障の観点でも懸念がある。
実際、肥料の3大原料である窒素、リン、カリウムについて日本はほとんどを輸入に頼っている。詳しくは、「食糧安全保障月報13号:第13号特別分析トピック 我が国と世界の肥料をめぐる動向」6ページ目を参照いただきたい。

更令人担心的是,能源自给率只有10%左右。特别是石油和煤炭的海外依存度几乎是100%,LNG也约98%。
这个能源问题与日本产业全体和国民生活也有关,也影响农业的拖拉机和温室的燃料。而且,为了将农产品运到城市等消费地,也需要能源。不仅如此,化石燃料在化肥的制造中也起着重要的作用。
再加上,日本经济新闻1月17日「肥料高涨,需转化为国产化,下水道污泥再生自治体补助扩充」里提到的,价格的高涨也是痛点,磷的进口约9成依存于中国,经济安全保障的观点也有担忧。
实际上,关于肥料的3大原料氮、磷、钾,日本几乎都依赖进口。

農業は日本のお家芸になりえる
このように日本の「食料の未来」は極めて厳しいものだが、明るい面もある。それは、「農業は製造業化の道を歩んでおり、日本の『お家芸』になりうるということだ。
例えばレタスなどを栽培する植物工場をイメージすればわかりやすいと思う。また、トラクターなどの農機具をGPS活用で自動運転する試みはすでに始まっている。さらに、AIなどの気象予測と組み合わせて、農作業のスケジュールや作業内容も自動で決定することもできるようになるはずだ。
つまり、いわゆる植物工場だけではなく、畑や田んぼが「(屋根の無い)農業工場」へと変化することもあり得るのだ。そうなれば、ロボットスーツの普及も含めて、農業が「重労働」から「軽やかな労働」に変化する。

农业可以成为日本的家传
像这样,日本的“食物的未来”是极其严峻的,但也有光明的一面。那就是,“农业走着制造业化的道路,可以成为日本的‘家传’。
想象一下栽培生菜等的植物工厂的话,就很容易理解了。另外,利用GPS自动驾驶拖拉机等农机具的尝试已经开始。而且,结合AI等气象预测,农活的日程和工作内容也可以自动决定。
也就是说,不仅仅是所谓的植物工厂,田地本身都有可能变成“(没有屋顶的)农业工厂”。这样的话,包括机器人套装的普及在内,农业从“重劳动”变成了“轻松的劳动”。
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日本の農業をどのように立て直すべきか?
これまでの農業政策は、「票集めのための場当たり的施策」の繰り返しであったといえるのではないだろうか。巷で「農政」ならぬ「ノー政」と揶揄されてきた過去は深く反省すべきである。「ノー政」によってカロリーベース自給率38%という悲惨な状況に陥ったともいえる。
逆に、自動車やゲーム、アニメなど政府が無関心であったり、痛めつけられたりしている業界が発展する。補助金、支援金は痛み止めにはなっても、衰退する産業を復活させる起爆剤にはならない。
政府がすべきことは、「自由な農業」を縛る「既得利権」を外し、彼らが自由に活躍できる環境を整えることだ。農業委員会や農協など、既得権益層が彼らを邪魔しないようにすることも重要である。

应该怎样重建日本的农业?
至今为止的农业政策,可以说都是“为了收集选票的临时措施”。在社会上被揶揄为“不政”而不是“农政”,应该深刻反省。也可以说由于“无政”,陷入了卡路里基础自给率38%的悲惨状况。
相反,汽车、游戏、动漫等政府漠不关心或受到伤害的行业反而发展。补助金、支援金虽然可以成为止痛药,但不能成为恢复衰退产业的引爆剂。
政府应该做的是,取消束缚“自由农业”的“既得利权”,创造他们可以自由活跃的环境。不要让农业委员会、农协等既得利益阶层妨碍也很重要。

稼げる農業でのブランドの重要性
2021年5月9日公開「日本の『お家芸』製造業、じつはここへきて『圧倒的な世界1位』になっていた…!」、昨年8月24日公開「日本の『お家芸』製造業、実は『業務用製品』が世界から大絶賛されていた…!」、同11月4日公開「米国型ルールが限界の今、『日本品質』の背景にある精神性に気づこう」など多数の記事で述べてきた「日本品質」は、農業にも存在する。
産経新聞昨年7月18日「ブドウ、イチゴ…中韓でのブランド被害、1千億円超」のような状況は嘆かわしいが、逆に言えば農業における「日本品質」の証ともいえる。日本の農産物の品質は、他国が喉から手が出るほど欲しいということだ。

品牌在农业上的重要性
2021年5月9日公开“日本的‘家艺’制造业,实际上这方面成为了‘压倒性的世界第一’…!”,去年8月24日公开的“日本的‘家艺’制造业,‘业务用产品’被世界赞不绝口…!”等多数报道叙述了「日本品质」,这在农业方面也存在。
产经新闻去年7月18日提到“葡萄、草莓…在中韩的品牌夹击下损失超过1千亿日元”,这一情况令人叹息,但反过来说,这也可以说是农业“日本品质”的证明。日本的农产品的品质,他国非常想要获得。