医師の古川聡・宇宙飛行士(58)が研究代表者を務めた医学研究でデータの捏造(ねつぞう)や改ざんが多数見つかった問題で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、古川飛行士らが12日に記者会見すると発表した。古川飛行士が率いた研究チーム内で不適切な行為が相次いだことについて説明し、謝罪するとみられる。
政府関係者によると、JAXAは近く関係者の処分を発表する見通し。現役の宇宙飛行士が不祥事で処分を受けるのは異例の対応となる。
古川飛行士ら3人が責任者を務めた研究の不祥事は2022年11月に発覚した。問題の研究は16~17年に実施され、将来、月や惑星の探査に参加する飛行士の精神面の健康管理手法に生かそうと、国際宇宙ステーション(ISS)を模した閉鎖空間での生活が人体にどのようなストレスを与えるか実験した。
一般から募集した計42人の被験者が茨城県つくば市にある閉鎖環境施設で14日間過ごし、血液や尿などのデータを採取し、ストレス度を調べた。しかし、チームの研究者が存在しないデータを作成したり、評価をわざと書き換えたりするずさんな行為が多数見つかった。

宇宙航空研究开发机构(JAXA)11日宣布,古川聪宇航员(58岁)在担任研究代表的医学研究中发现了大量数据造假和篡改的问题,古川宇航员等人将于12日召开记者招待会。预计将对古川飞行员率领的研究团队内接连发生的不当行为进行说明并道歉。
据日本政府相关人士透露,JAXA预计将于近期宣布对相关人员的处分。现役宇航员因丑闻受到处分将是罕见的应对措施。
古川宇航员等3人担任负责人的研究丑闻于2022年11月被曝光。这个问题的研究是在16~17年实施的,为了将来参加月球和行星的探索的宇航员的精神方面的健康管理方法,模拟国际太空站(ISS)的封闭空间的生活会给人体带来怎样的压力进行了实验。
从普通民众中招募共计42名受试者,在位于茨城县筑波市的封闭环境设施中度过14天,采集血液和尿液等数据,调查其压力程度。但是,研究团队的研究者被发现制作了很多不存在的数据,还有故意改写评价等不严谨的行为。