歩行者いるのに横断歩道で止まらない車…全国最多の摘発は愛知

人行道上明明有行人却不停车,全日本被揭发最多的是爱知县


信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしているのに車が止まらなかったとして、愛知県警が摘発した件数が今年1月から10月までに約3万7000件となり、全国最多となっていることが県警のまとめでわかった。

据爱知县警方统计,今年1月至10月,行人想要过没有红绿灯的人行道而车子没有停下来而被爱知县警方揭发出来的案件约有3万7000件,为全国最多。

横断歩道を渡ろうとしている歩行者の前を、何台もの車が通り過ぎていく――。そんな光景が県内各地で毎日のように見られている。  

有好几辆车从正要过人行道的行人面前经过。这样的景象每天在爱知县内都能看到。

県内の横断歩行者妨害による違反の摘発数は2位の警視庁より1万3000件以上多い約3万7000件で、前年同期より約6000件増えた。5年前と比べれば3倍近くになっている。県警は「横断歩道は車道で唯一歩行者が守られている場所。取り締まりを強化してきた結果だが、それだけ違反が多いということ」と受け止める。  

爱知县内违规妨碍过马路的行人的揭发数比第二位的东京都警视厅多出了1万3000件以上,约3万7000件,比上一年同期增加了约6000件。与5年前相比,接近3倍。爱知县警认识到“人行道是车道上唯一保护行人的地方,虽然这已经是加强了管制的结果,但还是有很多违规的情况发生。”

摘発されるのは氷山の一角だ。日本自動車連盟(JAF)が毎年8月に実施する全国調査によれば、横断歩道で一時停止する車の割合は県内ではおよそ3台に1台にあたる32・5%。全国平均(21・3%)よりは高く、全国では8番目だが、約7割の車は止まっていないことになる。  

被揭发出来的只是冰山一角。据日本汽车联盟(JAF)在每年8月实施的全国调查显示,在人行道上暂时停车的车辆比例在爱知县只占了约三分之一,为32.5%。比全国平均水平(21.3%)高,在全国是第8位,但是有约7成的车是没有停下来的。

JAFは各都道府県で信号機のない同じ横断歩道2か所で、平日の昼間、職員が歩行者となって調査。一時停止する割合が最も高かったのは長野県で72・4%。最も低いのは、宮城県の5・7%だった。  

JAF在各都道府县同样没有红绿灯的两处人行道,在工作日的白天,让职员作为行人进行调查。把车子暂时停下来的比例最高的是长野县,为72.4%。最低的是宫城县,为5.7%。

一時停止しない理由について、17年にJAFが行ったアンケート調査では、「自分の車が停止しても対向車が停止せず、危ないから」(44・9%)、「後続の車がなく、自分の車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから」(41・1%)などが上位を占めた。

关于不把车子暂时停下来的理由,在17年JAF进行的问卷调查中,“就算停下自己的车,相向而行的车也不会停下来,很危险”有44·9%,“觉得后面没有车,自己的车过了,行人就可以过马路”的有41·1%。这两个理由占大头。

 
道路交通法は、歩行者や自転車が横断歩道を渡ろうとしている場合、車が一時停止し道を譲ることを義務付けており、渡るか不明でも、直前で停止できるような速度で進行する。違反すれば反則金は6000~1万2000円で、3月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられる場合もある。JAF愛知支部の担当者は「一時停止はマナーではなくルールだ。100%にするため、ルールを周知する必要がある」としている。

《道路交通法》规定,行人或自行车要通过人行道时,车辆有义务暂时停车让道,即使不清楚他们是否要过马路,也要以能够在前面停车的速度前行。如果违反,罚金为6000 ~ 1万2000日元,处3个月以下的有期徒刑或5万日元以下的罚款。JAF爱知支部的负责人说:“暂时停车不是礼仪,而是规则。为了做到100%,有必要告知这是规则。”