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18年ぶりに輸入解禁、中国で和牛の実力は火を噴くか

时隔18年解禁进口,在中国和牛的实力会爆发吗?


12月23日、中国は日本産牛肉の輸入を解禁すると発表しました。

12月23日,中国宣布解禁日本产牛肉。
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日本国内で狂牛病(BSE、牛海綿状脳症)が発生した2001年以来、中国は日本産牛肉の輸入を禁止していました。今回、月齢30カ月未満の牛肉に限って輸入を解禁するとのことです。

自2001年日本国内发生疯牛病(BSE、牛海绵状脑症)以来,中国就禁止进口日本产牛肉。这次解禁只限于月龄未满30个月的牛肉进口。
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背景には、中国国内で高まる牛肉需要に対する供給先確保のほか、価格高騰の続く豚肉需要の穴埋めなどがあると指摘されています。

其背景是,中国国内高涨的牛肉需求,除了要确保供应途径之外,还要填补价格持续高涨的猪肉需求。

中国社会では、これまで肉とくれば豚肉一辺倒でしたが、近年は食の多様化に伴い牛肉の消費量が増加しています。また、日本の和牛はかねてより中国国内でも認知されており、今回の輸入解禁は日本の畜産、飲食業にとって大きなビジネスチャンスになりえます。

在中国社会,到以前为止肉类还是一边倒向猪肉,不过,近几年随着食物的多样化牛肉的消费量增加了。同时,日本的和牛从很早以前在中国国内也被承认,此次的进口解禁对日本的畜牧业,饮食业来说是个很大的商务机会。

■ 中国人では肉と言えば豚肉

■在中国说到肉,就是猪肉
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前述の通り、中国で肉と言えば基本的に豚肉を指します。中国の種類別食肉消費比率をみると、1991年は90.8%が豚肉で占められており、牛肉の比率はわずか4.79%しかありませんでした。2017年になると豚肉が80.9%、牛肉が11.91%となり、牛肉の消費比率が増えていますが、依然として8割超が豚肉で占められています。

如前所述,在中国说到肉基本上指的是猪肉。从中国不同种类的肉类消费比率来看,1991年的90.8%是猪肉,牛肉的比率只有4.79%。到2017年,猪肉占80.9%,牛肉占11.91%,牛肉的消费比例虽然有所增加,但猪肉依然占了超过8成。

実際に中華料理のレパートリーを見ても、肉料理の材料となると豚肉が大半で、次いで鶏肉という順番になっています。

实际看中国菜的食谱,肉菜的材料猪肉占了大半,其次是鸡肉。

それほどまでに中国では豚肉への依存度が高かっただけに、豚コレラの発生などに起因する今年の豚肉価格の急高騰は一部の消費者にパニックを引き起こしました。豚肉平均卸売価格は10月後半にキロ当たり52.3元(約816円)まで高騰。現在はやや落ち着いてきていますが、価格動向は依然と不安視されています。

由于中国对猪肉的依赖度如此之高,导致猪疫发生时,今年的猪肉价格暴涨,引起了一部分消费者的恐慌。猪肉平均批发价格在10月下旬涨到每公斤52.3元(约816日元)。现在虽然稍微降了下来,但是价格动向依然令人不安。

そうした中、高騰が続く豚肉の代替として牛肉への注目が急激に高まってきました。牛肉平均卸売単価も8月ごろから目に見えて高騰し始め、12月に入ってもまだ上昇を続けています。また、12月の価格を1月と比べると、価格上昇率は19.9%にも達します。

在这样的情况下,作为持续高涨的猪肉的代替品,人们对牛肉的关注急剧高涨。牛肉平均批发单价从8月左右开始也显著高涨,进入12月还持续上升。另外,12月份的价格与1月份相比,价格上升率达到19.9%。
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■ 近年は輸入が急増

■近年来进口剧增

では中国の牛肉消費と需給状況はどうなっているのか。

那么,中国的牛肉消费和供求状况是怎样的呢?

中商産業研究院などによると、2017年における牛肉消費量は前年比3.5%増の794万トン、1人当たり消費量は約5.2キログラムとされています。

根据中商产业研究院等的调查,2017年的牛肉消费量比去年增加了3.5%,达到794万吨,人均消费量约为5.2公斤

全体消費量が前年比3.5%増というと、一見してそれほど増えていないように見えます。ただこの消費量の内訳を調べてみると、海外からの輸入が近年急増していることがわかります。

整体消费量比去年增加了3.5%,乍看之下似乎并没有那么增加。但如果试着调查这个消费量的明细的话,就能明白来自海外的进口近几年剧增。

下のグラフは中国における牛肉の国内生産量と輸入量の年次統計をまとめたものです。見てわかる通り、国内生産量はここ数年、数%程度の微増にとどまっています。一方、輸入量は毎年2桁増のハイペースで増加中です。輸入量は2018年に初めて100万トンを突破し、2019年には1~11月分だけで、2018年度をすでに41.5%上回る147.02万トンに達しています。

据数据显示,国内产量近年来仅有微增数百分点。另一方面,进口量以每年2位数的速度在增加。进口量在2018年首次突破100万吨,到2019年仅1~11月份,就超过了2018年度的41.5%,达到147.02万吨。

以上から、中国の牛肉需要・供給量の増加は実質的に、ほぼ外国産牛肉によって賄われていると言っていいでしょう。言い換えれば、中国では今、外国産牛肉がホットだということです。

从以上来看,可以说中国的牛肉需求、供给量的增加实际上是由外国产的牛肉来供给的。换句话说,在中国,现在外国产的牛肉很热门。

■ 輸入牛肉の9割が5カ国から

■进口牛肉的9成来自5个国家

では、中国は主にどの国から牛肉を輸入しているのでしょうか。

那么,中国主要从哪个国家进口牛肉呢?

2019年1~6月の統計を見ると、主要輸入国はアルゼンチン(比率は21.71%)、ブラジル(21.39%)、ウルグアイ(20.32%)、オーストラリア(18.09%)、ニュージーランド(14.56%)となっており、南米およびオセアニアの5カ国からの輸入が9割超を占めています。

根据2019年1~6月的统计,主要进口国为阿根廷(比率为21.71%)、巴西(21.39%)、乌拉圭(20.32%)、澳大利亚(18.09%)、新西兰(14.56%),来自南美及大洋洲5个国家的进口占9成以上。

なお、2004年の米国でのBSE発生を受けて、中国は米国産牛肉の輸入を停止していましたが、米国からの再三の要求を受けて、2017年に輸入は解禁されました。しかし輸入量に制限が設けられているほか、翌2018年からの米中貿易戦争の勃発を受けて関税が引き上げられたことにより、現在、中国国内市場には米国産牛肉はほとんど流通していません。中国は、日本以外にも牛肉の新規輸入先を増やしていますので、恐らく今後数年間は米国産牛肉の輸入量が劇的に増加することはないでしょう。

并且,受到2004年在美国的疯牛病影响,中国停止了美国产牛肉的进口,不过,因为美国的再三的要求,2017年解除了禁令。但是由于受到进口量限制,第二年2018年开始的美中贸易战争,关税提高,现在中国国内市场的美国产牛肉几乎没有流通。中国除了日本以外,其他地方的牛肉进口量也在增加,所以恐怕今后几年都不会急剧增加美国产牛肉的进口量。

■ 普及を妨げる最大のネックは価格

■妨碍普及的最大瓶颈是价格

さて、けっして牛肉好きとは言えない中国人ですが、日本産の牛肉には高い関心を持っています。

话说回来,虽然不能说非常喜欢牛肉的中国人,但是对日本产牛肉倒是很感兴趣。

実際に、中国人に日本旅行の楽しみを聞くと、温泉、桜、歌舞伎町などとともに「神戸牛」の名が挙がります。特に女性ほど関心が高く、神戸牛を目当てに何度も日本へ旅行に行く人もいるほどです。それだけに今回の日本産牛肉の輸入解禁は、日本の畜産農家にとって大きな朗報と言えるでしょう。

实际上,如果问一下中国人去日本旅行的乐趣,“神户牛”这一名字是与温泉、樱花、歌舞伎町等并列的。特别是女性对此很关心,也有人以神户牛作为目标多次去日本旅行。正因为如此此次的日本产牛肉的进口解除禁令,对日本的畜产农家来说可以说是很大的好消息吧。

ただし、日本産牛肉が中国市場で普及するためには乗り越えるべきハードルがあります。まずネックとなるのは、何と言ってもやはり価格でしょう。

但是,日本产牛肉在中国市场普及的门槛,首先要跨过的不管怎么说还是价格吧。

日本産牛肉は、ブラジルやアルゼンチン産牛肉と比べて価格面で割高となることは明白です。そのため、中国市場で流通させるとしたら、富裕層向けとなる高級和牛が主力になるのではないかと思います。

日本产牛肉,与巴西和阿根廷产牛肉相比,在价格方面较高。为此,在中国市场要使之流通,可能把面向富裕层的高级和牛作为主力比较好。

もちろんボリュームゾーンとなる中間層向け市場の開拓も忘れてはなりません。筆者個人の意見を述べると、牛肉単体としてではなく、料理とセットで普及を図ることが一番ではないかと思います。具体的には、飲食店などで料理の食材に組み込み、和牛そのものの単価を意識させずに食べさせ、普及させていくという方法です。中国人にも人気がある「すき焼き」などの鍋料理がいいかもしれません。

当然,不可忘记向中间层的市场开拓。笔者个人的意见的话,不单是卖牛肉,而是追求普及料理和套餐不是更好吗。具体来说,是在饮食店等食品材料中加入,让和牛本身不用考虑单价而可以直接食用,这也是种使其普及的方法。像「日式牛肉火锅」这种中国人也很受欢迎的火锅菜说不定也不错。

少子高齢化、人口減少により、日本の食肉市場は縮小しています。そんななか、日本の畜産業にとって海外輸出の拡大は不可欠と言っていいでしょう。突如として開かれた中国牛肉市場でシェアを握れるかは、畜産業のみならず和食に代表される飲食業の発展にとっても重要なポイントとなってくるはずです。

由于少子高龄化、人口减少,日本的肉食市场正在缩小。其中,对于日本的畜牧业来说,扩大海外出口可以说是不可缺少的。突然打开了的中国牛肉市场,如果能掌握其份额,不仅仅是畜牧业,对以日餐为代表的饮食业的发展来说应该也是很重要的。